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セントメアリーズ郡()は、アメリカ合衆国メリーランド州の南部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は105,151人であり、2000年の86,211人から22.0%増加した〔Quickfacts.census.gov - St. Mary's County - accessed 2011-12-06.〕。郡庁所在地はレナードタウン町(人口2,930人〔Quickfacts.census.gov - Leonardtown, Maryland - accessed 2011-12-06.〕)であり、同郡で唯一の法人化町でもある。同郡で人口最大の町は国勢調査指定地域であるカリフォーニア(人口11,857人〔Quickfacts.census.gov - California, Maryland - accessed 2011-12-06.〕)である。郡名はイエス・キリストの母マリアから採られた。 == 歴史 == ボルチモア卿によるメリーランドの開拓は、1634年3月25日、現在のセントメアリーズ郡南西部、ポトマック川のセントクレメンツ島にイングランドからの移民が到着したときに始まった。この3月25日はメリーランド・デイとして毎年祝われている。移民は''アーク''と''ダブ''という2隻の船に乗り、1633年11月22日にイングランド南にあるワイト島を出帆していた。セントメアリーズ郡ではイギリス領13植民地の中でも最初にカトリック教会のミサが行われた。 セントメアリーズ郡はメリーランド植民地最初の郡として1637年に設立され、おそらく植民地総督の命令によるものだった。 当初の郡庁所在地かつ首都はセントメアリーズシティだった。 1649年、ボルチモア卿はメリーランド植民地議会と共に、メリーランド寛容法を成立させ、如何なる(キリスト教)宗派にも信教の自由を与えた。これは新世界でこの種の法として最初のものになった〔Perry G. E. Miller, "Colonial Religious History," ''Church History'', Vol. 4 No. 1 (March 1935), 45-48.〕。セントメアリーズシティにはこのことを記念する像が立っている。 セントメアリーズ郡は、アメリカ合衆国の国歌 "星条旗"になった詩を書いたフランシス・スコット・キーや、プロレスラーのスコット・ホールが育った所である。他にもミステリー作家のダシール・ハメットや、ミネソタ大学のバスケットボール・ヘッドコーチ、オーランド・"タビー"・スミスが生まれている。郡内最大の雇用主はパタクセント川アメリカ海軍航空基地であり、航空関連の企業もある。伝統的な生活習慣を守り続けているアーミッシュやメノナイトの集落もある。かつては最大の農作物だったタバコは近年衰退してきた。郡内にあるメリーランド国際レースウェイには多くの自動車レースファンが集まってくる。 セントメアリーズ郡内には多くのアメリカ合衆国国家歴史登録財がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セントメアリーズ郡 (メリーランド州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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